県立学校の施設整備について(代表質問より)

エアコンの整備について

わが会派として、県立学校の構造物の耐震化や、体育館のつり天井など、非構造部材の耐震化についても要望し、これまでも順次進めていただきました。

さらに、普通教室や進路指導室においては、エアコンの整備が進められるとともに、バリアフリー化のためのエレベーター設置についても、必要性を考慮しながら、的確に進められていることに感謝いたします。

こうした中、猛暑が続いた夏には「先生方の職員室や教官室にも、エアコンの設置を進めてほしい」との、生徒や保護者からの声を聴くことがあると同時に、中学生からは、高校受験の志望校選択の大事な要件となっているとの声もあります。

また、生徒が移動して学習する音楽室や家庭科室、実験室などの特別教室における空調設備の設置は、教職員の方からも強い設置要望があります。働き方改革を進める一方で、県の責務として、教職員の職場環境におけるハード面での改善は、重要であると考えます。

さらには、県立学校の体育館が避難所に指定されている学校もあると伺っています。今後、体育館における空調設備の設置についても、検討していかなければなりません。そこで、県立学校ににおける空調設備の整備について質問しました。 

職員室への空調設備の整備状況はどうか?また、特別教室や体育館に整備すべきと思うがどうか?

県立学校の職員室等の空調整備については、高等学校は令和7年度に、特別支援学校は令和6年度に完了することを目指して、計画的に進めており、本年4月現在で、県立学校160校のうち96校の整備が完了したところです。

特別教室及び体育館については、教室の使用状況など各校の事情や校舎等の長寿命化計画を踏まえて、検討してまいります。


無線LANの整備について

新特別支援学校学習指導要領を受け、タブレットやICT機器を活用することにより、コミュニケーション支援や生活・活動支援、さらには学習支援において、充実を図ることができ、高い教育効果を得ることが可能となりました。

特別支援教育の現場にあって、障がいのある児童・生徒一人ひとりの教育ニーズに合わせた適切な教材として、タブレット等を活用することが一段と求められています。

先日、県内の特別支援学校を視察してまいりました。GIGA スクール構想の実現に向け、県立学校では各普通教室に無線 LANのアクセスポイントが整備されましたが、特別支援学校においては、教室ごとの整備ではないと伺いました。

本来であれば、ICT活用の恩恵が一番得られる特別支援教育の場において、場所によっては、無線LANの電波が届かないところがあり、十分に活用できないのが残念です。

アクセスポイントの整備が求められることから、今後の整備方針を確認しました。


特別支援学校の無線LANアクセスポイントの整備状況はどうか?また、今後どのように整備を進めていくのか?

県教育委員会では、現在、特別支援学校37校に251基の無線LANアクセスポイントを整備し、教室での授業に加え、自宅療養や入院中の児童生徒に対し、オンラインによる遠隔授業を行うなど、ICT機器の利活用を進めています。

さらに、理科室や音楽室の学習においても、インターネットを利用した調べ学習など、個に応じた活用を効果的に行うため、今年度中に、特別教室用として170基を整備する予定です。

ICTの利活用は、障害のある児童生徒の学びを深め、自立に向けた可能性が広がることなどから、引き続き、無線LANアクセス ポイントの整備を計画的に進め、特別支援学校の通信環境の充実に努めてまいります。

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