危機管理型水位計の運用が開始されました
昨年の10月25日に発生した記録的な大雨により、県内各地で河川の氾濫や洪水、土砂災害などの被害が発生しました。
避難するべきか判断をするために、増水した危険な川へ何度も足を運ばれた方もおり、遠隔から河川の状況が把握・監視できることが重要であると痛感し、監視カメラの設置や水位計の増設を訴えてきました。
2月の議会答弁では、台風の襲来など非常時において確実な監視体制とするため、水位周知河川において、避難判断等の基準となる水位観測地点を対象に、危機管理型水位計を次の出水期までに設置するとありましたが、この度、県内27河川(県が指定した水位周知河川26河川+西印旛沼)の34箇所に危機管理型水位計が設置され、本日(6月1日)より運用が開始されました。
危機管理型水位計で観測した河川の水位情報は、「川の水位情報」というWEBサイトに反映されており、パソコンやスマートフォンで見ることができます。
河川ごとに、測定開始水位、危険水位、氾濫開始水位が設定されており、堤防の天端までどのくらい余裕があるか、視覚的に捉えられるようになっています。
通常であれば一日に一回の観測データが送られてくるだけですが、川の水位が上昇し、設定されている観測開始水位を上回ると、観測モードが切り替わり、10分ごとの観測データが送られてくるしくみになっています。
また、水位の高さによって水位計の色が変化し、直感で危険度が把握できるようになっています。観測開始水位より低ければ青色、観測開始水位を超えれば黄色、さらに危険水位を超えれば赤色で表示されます。
これから雨の多い時期となってまいります。市町村から出される避難情報と併せて活用していただくことで、迅速な避難にお役立て下さい。
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