京成電鉄千原線について(一般質問より)

京成電鉄千原線は、千葉市中央区の千葉中央駅から市原市のちはら台駅を結ぶ、地域住民にとっては欠かせない生活の足となっています。

しかし、千原線の運賃は京成電鉄の他の路線と比較しても、また全国的な水準から見ても高額であり、これが住民の大きな負担となっています。

千葉中央駅~ちはら台駅間(10.9km)の運賃が380円なのに対し、同距離の千葉中央駅〜京成幕張本郷駅間(10.8km)の運賃は250円。わずか10km程度の移動で130円(約1.5倍)もの差があり、運賃の値下げを望む声を多くいただきます。

そのような中、千原線の終点である「ちはら台駅」周辺の環境は、今後数年で劇的に変化しようとしています。 2027年には帝京平成大学の健康医療スポーツ学部がちはら台キャンパスへ移転・統合し、学生数が大幅に増加すると聞いています。

さらに2029年には、帝京大学ちば総合医療センターの移転も予定されています。これにより、通学客のみならず、通院患者や医療従事者など、広域からの乗降客数の増加が見込まれます。

これら大規模施設の稼働は、千原線の収益を改善させる大きなチャンスであると考えますが、高額な運賃が障壁となり、公共交通ではなく自家用車の利用へ流れてしまえば、周辺道路の渋滞悪化や、鉄道の活性化の機会を逸することになりかねません。

これら大学や医療機関の移転に伴う需要増を、千原線の運賃問題の解決に結びつけることが重要です。そこで伺います。

京成電鉄千原線の運賃引き下げに向けた課題と県の取り組み状況はどうか?

千原線については、経営悪化により事業継続が困難となった千葉急行電鉄の営業を引き継いだ経緯があることや、近年の物価上昇の影響などにより、現時点での運賃の引き下げは難しい状況であると、京成電鉄から聞いています。

県では、まずは利用者の増加に向けた取組が重要であると認識しており、毎年度、沿線市や京成電鉄と沿線の活性化策などについて意見交換を行う場を設け、地元を中心とした運賃引き下げを求める声についても、京成電鉄に伝えているところです。

県としては、こうした取組を通じて、引き続き京成電鉄に対し、千原線の利用促進などを図るよう、働きかけてまいります。(総合企画部長)



北総鉄道は、かつては「日本一運賃が高い」と言われていました。しかし、2022年10月からの大幅な運賃値下げ、とくに通学定期については約65%の大幅な引き下げにより、通学定期利用客を中心に増加し、2024年度の決算においては前年比で、輸送人員は5.6%増、営業収益は5.2%増となりました。

また、2025年度の中間決算においては前年同期比で、輸送人員は5.2%増、営業収益は5.3%増となるなど、結果として増収増益を達成しています。

「運賃を下げるから赤字になる」のではなく、「運賃を下げることで利用客を増やし、持続可能な経営基盤をつくる」という好循環が証明されました。

先ほど示した「千葉中央駅―京成幕張本郷駅」間の6か月通学定期が18,740円に対して、「千葉中央駅―ちはら台駅」間の6か月通学定期は60,210円であり、その差は3.2倍となっています。

千原線においても、利用客の増加が見込まれる今こそ、北総鉄道の成功事例をモデルとした運賃の値下げ、とくに通学定期の大幅な値下げについて、「京成電鉄千原線整備促進検討会議」等を通じて、働きかけていただくよう要望しました。

またその際、運賃計算の分解点が千葉中央駅に設定されていますが、一駅先のターミナル駅である京成千葉駅に見直していただくよう、併せて働きかけをお願いしました。 



鈴木かずひろ Official Website

千葉県議会議員「鈴木和宏」の公式ホームページです。

0コメント

  • 1000 / 1000