千葉県児童発達支援管理責任者実践研修について（常任委員会質問より）

障害児の放課後等デイサービス事業を新たに立ち上げようとされている方から、相談をいただきました。

放課後等デイサービスを行うには、児童発達支援管理責任者の資格が必要となります。そのため、児童発達支援管理責任者実践研修に申し込んだところ、定員に対して申込数が多く、受講できなかったとのことでした。そこで伺います。

児童発達支援管理責任者実践研修について、定員や応募数など、近年の実施状況や課題はどうか？また、令和7年度の実施予定はどうか？

児童発達支援管理責任者実践研修の実施状況について、令和4年度は、定員800名に対して、書類不備等があった応募を除くと応募者317名、令和5年度は、定員700名に対して、同様に応募者541名でした。

令和6年度は、受講機会の拡大を図るため、開催回数を2回とし、１回目は、定員560名に対して、書類不備等の応募を除くと629名の応募があり、その全員について受講決定し、2回目は、定員192名に対して、同様に374名の応募があり、そのうち、今年度中に配置予定の方など、実施要綱で事前に示した受講の優先順位が高い応募者268名の受講を決定しました。

令和6年度に応募者が急増した主な要因は、国において実践研修の受講要件を拡大するなどの特例措置が講じられたことにより、実践研修の受講に必要な実務経験が、一定の要件のもとで短縮され、前倒しで受講資格を得た方が多数いたためと分析しております。

課題としては、今年度は、受講要件が拡大されてから初めて開催する研修であったため、特例措置により受講資格を得た方のうち、どの程度応募があるか、予測を立てるのが難しいことと考えております。

また、令和7年度は、令和6年度と同様に年2回の募集を行い、定員は合計800名とする予定です。（障害福祉事業課長）

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受講要件の拡大により、令和６年度の受講希望者数の予測が難しかったことは理解しますが、児童発達支援管理責任者の配置ができないと、放課後デイサービスの運営にも支障をきたすため、研修の実施方法についても改善が必要だと思います。

福祉関係の資格は利用者への影響もあるので、受講希望者が全員受けられるよう、次年度は対応していただくよう要望しました。  

【参考資料】

障害福祉に関する研修（千葉県）

サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者の研修体系等の見直し概要