動物愛護について(常任委員会質問より)

県南地域で地域ネコ活動に取り組むボランティア団体と懇談する機会がありました。

地域ネコを増やさないよう、長年、取り組んでいるとのことですが、経済的な負担や新たな猫が捨てられたりするなど、苦労は絶えないようでした。また、ボランティアの方々も年齢を重ねていくうちに、地域ネコ活動の終わりをなかなか見いだせないことに不安を感じていらっしゃいました。

地域によっては、地域ネコ活動の取り組みが完了に近いところもあるようで、できれば行政が主体となって、ボランティア団体同士の連携がはかれる場を作ってもらえないかとの要望をいただきました。そこで伺います。

地域ネコ活動を推進するため、県はどのように取り組んでいるのか?

地域猫活動の推進の件ですが、県では、これまで、ガイドラインやチラシを作成して、県民やボランティア、市町村等に対して地域猫活動の周知を図るとともに、令和元年度からは、地域における飼い主のいない猫対策の促進を図るため、市町村が実施する不妊・去勢手術等にかかる経費を助成しております。

さらに、現在、地域猫活動を行うボランティア等の活動の一助となるよう、動物 愛護推進員の経験に基づく助言等を盛り込んだ、「地域猫活動に関する手引き」の 作成を進めているところです。

これらの取組を通じて、引き続き、地域猫活動をはじめとする飼い主のいない 猫対策を推進してまいります。


県では毎年動物愛護セミナーを行っているが、ボランティア団体の交流がはかれる場として活用してはどうか?

ボランティア団体の交流の件ですが、県が委嘱をする動物愛護推進員や県に登録している動物愛護ボランティアについては研修等の際に交流の場を設けまして、連携を促しているところです。

地域で活動している様々なボランティア団体については、県で網羅的に把握することはできないため、県主導で連携を促すことは難しい状況ですが、千葉県動物愛護セミナーにおいて、地域猫活動など、ボランティアの参加を促すようなテーマを取り上げまして、団体の交流の場としても活用できるよう検討してまいります。


【参考資料】

飼い主のいない猫(千葉県)

鈴木かずひろ Official Website

千葉県議会議員「鈴木和宏」の公式ホームページです。

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