観光施策について(一般質問より)

新型コロナにより、観光業界も大きな影響を受けましたが、行動制限の緩和や5類への移行、さらには全国旅行支援の効果などにより、コロナ禍前の水準にまで回復してきました。

民間の旅行会社がまとめた「2023年の旅行動向見通し」によると、2023年1月から12月までの国内旅行者数は2億6,600万人(前年比108.6%)、また国内旅行消費額は10兆7,200億円(前年比110.2%)と推計しています。

旅行動向が回復傾向にある一方で、旅行形態には変化が生じており、貸切バス等を利用した団体旅行の回復は鈍いようです。

コロナ禍前は、県内外から多くの方が団体旅行を利用して、県内各地を訪れており、観光地や飲食店、土産物店などは大変な賑わいを見せていました。

円安や燃料高騰の影響を受け、海外旅行から国内旅行へのシフトが期待される中、県内外からの観光客を取り込むための団体旅行の誘致は、本県経済にとって引き続き重要な取り組みであることから、県の取り組みについて質問しました。

新型コロナの影響で落ち込んだ団体旅行の需要回復にどう取り組んでいくのか?

県では、感染症の影響を大きく受けた団体旅行の需要を喚起するため、貸切バスなどを使用する団体旅行の造成支援を昨年11月から本年6月まで行い、この間 約3千2百件のツアーが実施されたところです。

また、秋以降の観光需要を下支えし、本県観光業の回復を確実なものとしていくため、10月以降に県内各地で開催される千葉県誕生150周年記念イベントや、ちば文化資産などの県内観光地を訪れる団体旅行について、引き続き、造成を支援することとしたところです。

今後、観光商談会や旅行会社への営業活動などを通じて、こうした支援策と合わせて県内観光地のPRを行うことなどにより、団体旅行の誘致拡大に努めてまいります。

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