地震・津波対策推進議連による県外視察(三日目)

県外調査最終日は、宮城県庁に伺い、震災に対するこれまでの復旧・復興への取組み、これからの災害対策と課題、防災教育への取組みについてのご説明をいただきました。 

ハード面での復興は進んだものの、心のケアや新居住地でのコミュニティーづくり等のソフト面での復興は、まだまだかかるとのこと。スクールカウンセラーは全校に配置するとともに、国からの支援により重層的に対応しているそうです。また、各コミュニティーが抱える課題は、今の日本全体が抱える課題と重なってきているようで、数値化しづらい内容なだけに、何を目標にするのかが難しそうでした。

災害対策への取り組みとしては、事前防災の重要性と徹底が大切であり、自分事ととらえて取り組む必要性を訴えています。 情報収集・伝達手段の整備、拠点施設の整備、災害に強いまちづくり、自助・共助の強化、確実な避難、圏域内の連携・協定、未来への伝承など、教訓を生かした防災対策に取り組んでおられました。

宮城県多賀城高校では、兵庫県立舞子高校に次ぐ、全国で2番目となる防災系専門学科を設置。普通科の科目については、防災・減災の切り口を加えて学習するとともに、専門科目では災害時の衣食住やストレスマネジメントなども学びます。今後の復旧の担い手を育成し、防災・減災の観点から今後の社会を力強く生き抜く力を育んでいました。

今回の県外視察では多くの被災地を回り、復興や防災への取り組み、また新たなまちづくりの形を学びました。県政や地域に活かしてまいります。

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