公共交通事業者への支援について(代表質問より)

新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、公共交通機関の利用が減少しています。

先日、千葉県バス協会からお話を伺ったところ、令和2年2月以降、バスの利用者は大幅に減少しており、それに伴って運賃収入は、一般路線バスが対前々年比で約30%減少、高速路線バスでは対前々年比で約70%減少しているそうです。

さらに貸切りバスにおいては、影響が大きい事業者では、対前々年比が約90%も減少しているとのことでした。

運賃収入の減少により事業の継続は非常に厳しく、このままでは事業の大幅な縮小や撤退、廃業等も余儀なくされる状況です。地域の足として重要な役割を担っている路線バスですが、一旦撤退や廃業になってしまうと、その復活は容易ではありません。

そこで,、新型コロナの影響を受けている乗合バス事業者に対する支援の状況を伺いました。


新型コロナウイルス感染症の影響を受けている乗合バス事業者に対し、どのような支援を行っているのか?

乗合バス事業者は、新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が減少している中でも、感染防止対策に取り組みながら運行を継続しており、大変厳しい経営状況に置かれているものと認識しております。

このため、県では、国の地方創生臨時交付金を活用し、事業者が行う消毒作業等に対して、車両台数等に応じた支援金を給付するとともに、バス利用者に安心して乗車していただけるよう、感染防止対策設備の導入等に要する経費に対する補助を行ってまいりました。

さらに、広域的・幹線的なバス路線の維持確保のために行っている補助については、感染症の影響に伴う輸送人員の減少を考慮し、1日あたりの輸送人員が対象基準を下回る場合であっても、引き続き支援できるよう、現在、要件の見直しを進めているところです。



乗り合いバスへの支援ですが、広域的・幹線的なバス路線の維持確保のため行っている補助について、その補助要件の見直しを進めているとの前向きな答弁がございました。乗り合いバスへの補助拡大は、交通弱者を守ることにもつながりますので、速やかな実施を要望しました。


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