マスクの着用が困難な人への支援について(一般質問より)
未だ新型コロナウイルス感染症の拡大が収束しない中、一人ひとりが実践できる基本的な感染対策といえば、こまめな手洗いとマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保が挙げられます。
一方、マスクの着用が求められる場面が増える中、病気や障害といった様々な理由で、マスクを着用できない人がいます。
先日伺ったご相談では、呼吸器疾患を患っているため、マスクをすると息切れしてしまい、外出するのをためらってしまう。私用ではなるべく外出しないようにしてるが、どうしても出掛けないといけない場合があり、役所のような公的機関では、マスクを外してもよい対応をしてもらえないものかと、大変お困りのようでした。
また、発達障害のある方の中には、感覚過敏のため、マスクを着用するのが難しく、新しい生活様式を実践していくうえで、様々な不安を感じているという声もあります。
現在、ヘルプマークのように、周囲の方に伝えることを目的として、マスクの着用が困難であることを意思表示するバッジやカードがありますが、松戸市などのように、バッチやカードを配布している自治体が増えています。
やむを得ない事情でマスクをつけられない人がいることの周知と理解を促し、偏見による誹謗や中傷を防ぐことが重要なことから、県の見解を確認しました。
マスクの着用が困難な人がいることについて県はどのように考え、どう支援していくのか?
新型コロナウイルス感染症対策として「新しい生活様式」の実践が求められる中、感覚過敏を伴う発達障害のある方や、呼吸器機能に障害のある方など、障害特性によりマスクの着用が困難な方々の不安や不便が少しでも解消されるよう支援が必要であると考えています。
県では、昨年12月から、県ホームページや事業者団体等を通じて、こうした方々への配慮 について、県民や事業者の皆様に御理解と御協力をお願いしているところです。
今後は、こうした方々が安心して過ごすことができるよう、フェイスシールドなどマスク着用に代わる方法についても、より一層の周知に努めてまいります。
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先日、千葉県発達障害者支援センターを訪ね、コロナ禍における課題を聞いてまいりました。発達障害者への支援について何を求めるかを伺うと、障害による特性や特徴を理解し、周りへ理解を広げることですと仰っていました。
マスクの着用が困難な人がいることへの周知と啓発のためにも、意思表示カード等の導入に向け、県としてもしっかりと取り組んでいただくよう要望しました。
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