富津現場視察デー

富津市の関つとむ市議より、港湾関係の要望をいくつか受けているので、一度見に来て欲しいとの要請を受け、午後から富津市の金谷に行ってきました。

はじめに訪れたのは、金谷港にある「the Fish」さんへ。

昨年の災害時に大きな被害を受けられたと同時に、新型コロナの影響で4月~6月は休業されていましたが、休業期間中に集中的に補修をし、見事復活。夏休み期間の土曜日ということもあり、県内外から多くのお客さんが来られており、駐車場に入るまで車の長い列ができていました。

the Fishの鈴木社長にお話しを伺うと、気候変動の影響に伴ってか、近年では高潮が頻繁におこるようになり、建屋の海側にある消波ブロックや堤防を越えて波が押し寄せてくるとのこと。しかも、打ち付ける波が堤防を削り、削られたコンクリートの破片がガラスを打ち破るため、困っているとのこと。現場を見ると、たしかに堤防の上端は削られてボロボロになっており、いつ剥離してもおかしくない状況でした。

社長と分かれたあとは、国道127号にある「大日隧道」横にあるがけの崩壊現場へ。

落石がいくつもあり、先に民家もあるため何とかならないかとのご相談でした。関市議が調査したところ、がけのあるところは数人が所有する民有地であるとのことですので、県で対応するのはなかなか厳しいかもしれません。

ちなみに千葉県のがけ条例によると、がけの下にあってはがけの高さの2倍以上の距離を離さないと、居室を有する建築物を建てることはできません(禁止事項)。

続いて、浜金谷北港公共埠頭の崩壊現場を視察しました。

現地は平成29年に発生した台風21号の高波で、岸壁と荷さばき地の一部が破損した箇所で、一度補修はしたものの昨年の台風15号で再度崩壊。当時の高波により、お住まいの方は家の中まで海水が流れ込んで大変な思いをされたことから、これからの台風シーズンを迎えるにあたり、今後の工事の状況を気にされていました。


最後はトイレ問題。

浜金谷港の緑地内に公衆トイレがありますが、やはりこれも3年前の高潮で海水と土砂が入り込み、それ以来使用不可になっております。土日を中心に、金谷港へは県内外より多くのつり客が来られるのですが、トイレが故障しているため使えません。

そのため、近隣の住民宅へ頻繁にトイレを借りに来たり、トイレットペーパーの無心をはじめ、緑地の周辺で野××をしたりと、非常に困っているとのことでした。

種々ありましたが、県にはまとめて要望を伝えてまいります。

鈴木かずひろ Official Website

千葉県議会議員「鈴木和宏」の公式ホームページです。

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