盲ろう者支援の充実に向けて

本日の午後、千葉市花見川区にある「NPO法人千葉盲ろう者友の会」の事務所へ秋田信一市議(市原市)とともにお伺いし、お話しを伺ってまいりました。

盲ろう者とは、目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障がいがある人のことで、障がいの程度によっては少しだけ見えたり聞こえたりする人もいれば、全く見ることも聞くこともできない全盲ろうの人もいるそうです。自分自身が盲ろう者でありながら、障害を乗り越えて、障害者の教育・福祉の発展に尽くしたヘレンケラーのことは、ご存じではないでしょうか。

現在、千葉県内にはおよそ300名の盲ろう者の方がいらっしゃるようで、盲ろう者の自立と社会参加を促進するため、盲ろう者友の会では生活訓練事業をはじめ、通訳・介助者の育成事業を行っています。

公明党県議団とは平成28年頃より交流があり、これまでにおいても、塚定元県議や秋林県議が議会質問で取り上げるなど、盲ろう者支援に取り組んで来たところです。私としては、今回初めて事務局長にお会いし、直接お話しを伺うことで、盲ろう者支援の重要性や直面する課題を学ばせていただきました。

とくに今は、コロナ禍で盲ろう者の方との連携がとれないことに加え、災害が発生した際に、盲ろう者へどのように手を差し延べていくのかが喫緊の課題であると伺いました。また、盲ろう者が外出する際には、通訳・介助者と出かけるようですが、その際は「触手話」「指点字」「耳元での会話」を使ってコミュニケーションを取るそうで、マスクや消毒液の確保に苦労をされていました。

すぐに対応できること、また議会で取り上げることを分けながら、引き続き、盲ろう者支援に取り組んでまいります。

鈴木かずひろ Official Website

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