避難所運営の手引き(新型コロナ対応編)
25日午前4時47分、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生いたしました。最大震度は旭市で5弱を記録、私の住む市原市でも震度4となり、久しぶりに大きな揺れを感じました。
気象庁の発表によりますと、今回の地震は東北地方太平洋沖地震の余震と見られており、揺れが強かった地域では、今後1週間は同程度の地震が発生するおそれがあるようです。また、ここ1年あまりの地震発生数に関しては、東北地方太平洋沖地震の発生前よりも多く発生しているため、引き続き注意が必要であるとのことでした。
さらに現在、日本列島では出水期を迎えており、今日も午前中を中心に強い雨が降りましたが、雨でゆるんだ地盤が地震で揺さぶられると、落石や土砂崩れの可能性も高まります。
新型コロナ禍の中で、大きな災害が発生したら...。今後の災害対策は、新型コロナウイルスを考慮しなければならない現状であり、とくに避難所の運営と備蓄物資について懸念されます。
そのため県では、コロナ禍での避難所運営を行う際の参考となるように、「災害時における避難所運営の手引き~新型コロナウイルス感染症への対応編~」を作成して、市町村へ提供しています。避難所でのスペースの確保や、感染症に有効と考えられる物資や資財の明記、避難者の健康管理体制の構築などが記載されていますので、興味のある方はぜひご覧下さい。
これまでは避難所への避難が基本でした。しかし、これからは新型コロナウイルスの感染症拡大を防ぐために、分散避難も求められています。あらかじめ、お住まいの地域のハザードマップをご確認いただき、安全な場合にはご自宅や親戚宅等での避難をご検討いただくとともに、ホテルへの避難や一時的な車中泊など、選択の幅を広げておくことが大切です。
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