障がい者手帳について(代表質問より)
現在、千葉県の障がいがある方に交付される障がい者手帳は、紙の手帳となっています。日常生活で使用する機会が多い同手帳は、長年所持しているうちに、文字や写真が擦り切れたり、水に濡れてにじんでしまうといった耐久性の課題や、持ち運びの不便さが課題として指摘されてきました。そのため、以前からカード化を求める声があがっており、私たちの所にもそうした要望が届いております。
国は2019年4月に省令を改正し、各自治体においてカード型の手帳の交付が認められるようになりました。現在では東京都や大分県、佐賀県等が導入しており、さらに他県でも導入の動きがあります。
千葉県においても、カード型の障がい者手帳を希望する方々に対し、一日も早い交付を実現できるよう、取り組みを進めるべきと考え、県の見解を伺いました。
県民の要望に応じて、障がい者手帳にカード型を加えるべきと考えるがどうか?
障害者手帳については、国の関連法令の改正により、自治体の判断で、カード型での交付も可能となっています。
カード化には、耐久性が向上し携帯しやすくなるなどの利点がある一方で、必要な情報を記載できるスペースが減ってしまうことや、 現行制度では、紙の手帳と併存させなければならないなどの課題があることに加え、現在、国はマイナンバーカードとの一体化などを 検討する方針を示しています。
したがって県としては、国の動向や、他団体の対応も注視しながら、対応方針について検討を行ってまいります。
【参考資料】
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